親族のみの食事会をしました
元ウエディングプランナーのハナです。
フリーランスのウエディングプランナーとして、教会・神社・レストランなど都内の複数の会場で勤務してきました。
私は2019年に入籍しましたが、結婚式は行わずに親族のみで食事会を行いました。
当時はまだコロナが出てくる前で、「ウエディングプランナーなのに結婚式しないの!?」とたくさんの人から言われましたが、私たちは親族のみの食事会にしたことをとても満足しています。
今回は食事会にして良かったことをまとめました。
親族のみの食事会にして良かったこと
費用を抑えられたこと
レストランの食事会では、必要な費用は純粋に食事代のみになります。
結婚式だと食事代の他にも、最低限で挙式、ドレス、お花、親族衣装(留袖・モーニング)、さらに写真・映像撮影、引出物、ペーパーアイテム(招待状等)などの費用が必要になってきます。
レストランでの食事会にすることで、一般的な結婚式に比べて費用を抑えたまま食事内容をアップグレードすることができました。
また、その他の費用も掛からなかったので、結婚式をした場合の2割ほどに費用を抑えることができました。
もし希望があれば、ドレス着用、テーブルコーディネート、お花、映像撮影など、レストラン側で手配してくれたり、持ち込みができたりする場合もあると思います。これもレストランだからこそ自由度高くできることです。
何か希望がある場合は事前にレストラン側に相談してみましょう。
不要な演出が無かったこと
親族のみの食事会なので、堅苦しくてつまらない職場上司の祝辞は無し、友人の余興も無しです。
私は両親が離婚しているので、結婚式で絶対にある親への手紙も無しにしました。
それぞれ食事をする以外に全体でしたことは、新郎新婦から始めと終わりに簡単に挨拶をしたこと、最後に写真撮影をしたことのみです。
ゲストとしっかり話せたこと
演出を行わないことで、ゲストと同じ席で食事をすることができ、普段会えない親族や初対面の夫側の親族ともしっかり話をする時間を取ることができました。
一般的な結婚式だと、演出があるのと、新婦がお色直しをすると最低でも20分以上は中座する必要があるので、正直なところゆっくりと会話をする時間はほどんとないですよね。グループで写真撮影をするときに「おめでとう〜」「綺麗〜」と少し声を掛けるくらいで終わってしまいます。
全員と一緒に食事をして話をできたことは本当に良かったです。
食事を楽しめたこと
結婚式だと一度に大人数の食事を準備して、それを演出の合間にサーブするので、どうしても食事内容が調理の効率を考えたものになってしまったり、熱いものは冷えてしまう・冷たいものはぬるくなってしまったりすることが起こります。
私たちの食事会では、通常の食事のコースと同じように、テーブルごとの食事のペースを見ながらお店側に完全にお任せしてサーブしてもらいました。そのため、食事が完成したばかりの一番良い状態で味わうことができ、演出によって食事が中断されることもないので、純粋に食事を楽しむことができました。
また、私の希望で内容をアップグレードしたのですが結婚式場のメニューに比べると費用を抑えることができました。
全員で写真撮影をできたこと
結婚式場では披露宴が終わったら次のスケジュールがあるのですぐに退出する必要がありますが、レストランだとランチタイムが終わった後はディナータイムまで時間があるので、退出を急かされることはありませんでした。
私たちの場合は、集合から解散までお店での滞在時間は3時間ほどでした。
ゆっくりとフレンチのフルコースを食べながら楽しく会話をして、食事の後はレストランのお庭で全員の写真撮影をしました。親族全員で集まって写真を撮れることなどめったにないので、とても良い記念になり、特に祖父母は大喜びでした。
リラックスした雰囲気で楽しめたこと
結婚式はドレスアップして普段食べない料理を食べて、マナーなどにも配慮しなければならないので終わった後はどっと疲れますよね。
私たちの食事会は、ゲストは親族のみ、貸切でレストランのスタッフも2名のみで、堅苦しいテーブルマナーにも気を使う必要がなく、終始リラックスした雰囲気でした。
美味しい食事をして自由に話をして写真を撮って、皆緊張することなく笑顔で過ごせていました。
まとめ
私は元ウエディングプランナーとしての知識があったので、結婚式をしなくとも満足のいく楽しい食事会にすることができました。
今はコロナの影響で同じような形式の食事会を検討しているカップルが増えていると思うので、私の経験がお役に立てば嬉しいです!
ただし、プランナーとして「やはり結婚式をすればよかった…」というカップルをたくさんみてきたので、食事会を計画するにあたっても事前に結婚式場の見学を必ずやっておくのがおすすめです。
ゲストとして参加するのと自分の結婚式とでは準備や検討をすべきポイントがまったく違うので、食事会を計画する場合にも事前に「私たちの場合はどうか?」と具体的にイメージを持っておくことが大切です。